ココからのブログ

昭和生まれの50代ココです。

津軽カタリスト、浪岡中世の館公演。

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じいちゃん!どういう事なんだよあのりんごは!

なんとかいえよ!このくそじじい!

 

 

 

津軽カタリストの、次回公演で、自分がもらった、【オレ】という役のセリフの一部。




何回、言ってもしっくりこない。



どうやら、違うらしい。



 


本番は明日なのにどうしよう。



 

カタリストが、様々な場所に出向き、おこなうドラマリーディング。
声劇、朗読劇とも言うらしいが、朗読とは少し違う。

台本を読みながらする、「声のお芝居」と言った感じだ。


朗読といえば、どちらかというと、しっとりと上品に書かれた文字を読む、どこか平面のような感覚がするが、
朗読劇は、体の動きこそなくても、立体的で豊かな感情表現や、独特の「間」が求められる。



毎回、練習では、これでいいという感じがせず、課題を残したまま本番を迎える。



感情的に、言葉を発するのは、思ったよりも難しい。

 

 

 

何年も、先頭でこの活動を支えてきた、70代、80代の先輩方。

 

さすが、年季の入った見事な表現力で、回し読みをしながら、自分の番をうっかり忘れて聞き入ってしまうことが、何度もあった。



他にも、生まれながらの、独特の声をしている若い女の子。


本当に羨ましくなるような素敵な声をしている。

 

 

 

 

 


冒頭に書いたオレのセリフ。

 


このセリフは、言葉は荒いけれど、怒りではない。


 

怒っているのではなく、絶望している。

どうしようもない、悲しさ。

泣きたいくらいに辛い。
きっと、ずっと前から様々な感情が蓄積されて、泣きたかったオレ。


心の中の悲鳴。




 


この言葉を吐いたオレの気持ちを考えてみた。




本を読むと、自分以外の人生を感じる事ができるように、ドラマリーディングも
様々な登場人物の、心の動きを、毎回想像しながら表現するのが、面白い。

 

 

津軽カタリストは、まだ完璧ではない、不完全なままの、私のような最近参加した、全然へたっぴでも、本番のステージに立てる。

 

 

下手ながら本番で経験を積み、ベテランがまわりでカバーする。

 

 

 

 

 

参加条件は「日本語がよめること」



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呼ばれればどこへでも行き、無料で公演をおこなう。

 

 

今回は、定番の太宰治ではなく、浪岡バサラ文学賞という過去に3回にわたり開催された、短編小説コンテストの受賞作品を読む。


 

 

 

 

多くの入賞作品と、一点の落選作品。
実は、今回、落選作品が、一番自分の殻を打ち破るのが難しい内容で、
なにしろ作者の目の前で読むので手を抜けない。




 

 

確実に、心臓が口から飛び出そうな90分になる。



                    ココ

 

 

 

 

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