今年の冬は雪が頑固で強い。
本当にいつまでも溶けないんじゃないんだろうか?
我慢ばかりの日々。
コロナ不況 、オンライン授業、リモートワーク、お祭りも行事も中止。
追い討ちのようなこの大雪だ。
今はどれだけ人間が我慢できるか試されてるんだろうかと思ってしまう。
大学生の息子は入学して1年以上オンライン授業だった。
サークル活動もいまだ数回しかできないようだ。
次女は中学の修学旅行は、先生達が頭を悩ませて[県内の隣の隣くらいの町に日帰り]で出かけて終わった。
もちろんバスの中は会話禁止。でもこんな中なので感謝している。
吹奏楽部は、文化祭の引退の花道である発表も静かな体育館でする演奏を教室でモニターで見るだけという形で終わった。引退の花道は何とも寂しいものだった。
長女は職場の「飲み会がなくなって楽でいいわ」と言いながらも、田舎の誹謗中傷も怖いので
好きな旅行も我慢の日々だ。
今どきの若者はというけれど、若者は大人の決めたことに従うしかない。
なんと我慢強いことだと思う。
今どきの大人は昔そんなに我慢していなかった。
日本人はつくづく我慢強い。
私が生きてきた時代は今の子供達に比べてつくづく自由で幸せだった。
普通にマスクをせずに
だるい授業 、たいくつな行事、
先生や嫌いな奴と毎日顔を突き合わ
たいしたことない青春の苦悩を仲間と語った。
面倒な飲み会に嫌々参加して
居酒屋で上司のダジャレを聞いて
スナックで演歌に手拍子をして
やっと終わったとせいせいしながら帰る。
そうして少しずつ大人になった。
普通に桜を見て
普通に祭りを楽しみ
普通にご飯を食べに行けるぜいたくな時間。
今の若者がやろうとするだけで非難されることなんでもやれた。
それなのにずいぶん
不平不満を言ってきた。
2度と文句は言わないので…
この恐ろしいほどの雪が全て溶けたら
すべて終わってくれたらいいのにと祈る気持ちで歩く。
これからは本当に
普通の暮らし
この奇跡に
心から感謝するので
たった今生まれた子供達も含めたすべてが
マスクをはずして
笑いあえたら
あとはなにもいらないと思う。
ココ