ココからのブログ

昭和生まれの50代ココです。

いつかは英語でコミュニケーション。

まずはハローから

最近朝ドラで英会話が話題だが、英語が話せる人間に憧れがある。

ものすごくわかりやすい英語の学びなおしブログに日常会話は中学の英語を見直すのがいいと具体的なエピソード付きで書かれていて本当にそうだなと納得だった。⤵

eigo-j-hi.com



考えてみると中学1年から英語を学んでいるのに、簡単な挨拶さえ出てこないのはどれだけコミュニケーション能力がないのかと思う。


思えば20歳の頃も英語が話せたらと思う出来事が何回もあった。

あの頃から勉強していれば今頃はペラペラだったのに。
あの頃の向上心のかけらもない自分を殴りたい。


20代の出来事。




昔、京都に一人旅をした。

お金がなかったのでユースホステルの会員になった。あの頃たしか1泊1000円だった。


6人くらいの相部屋で、二段ベットが自分の寝るスペースだった。

今と違ってどこでも秒で寝れる人間だったので、相部屋もベットもなんとも思わなかったが、問題は同じ部屋の人達とのコミュニケーションだった。


京都という場所柄か、半分以上が外国の方々でロビーではパーティーかのような大盛りあがりだった。

受付や食堂のおばちゃん達は関西弁とカタカナ英語で、堂々たる態度で外国の人に注意をしていた。

夜遅くなっても外国の方が盛り上がって声がおおきくなるたびに、なめられてたまるかという感じで静まれ!とカタカナ英語で言うのだ。慣れているとはいえうらやましいコミュ力だった。


英語が話せない私は食堂でご飯を食べた後部屋に戻った。
ハローの次が出てこないのだ。


さっさと寝ちまおうとしたら部屋にいた中国人の女の人に声をかけられた。


お互いの会話はカタコトの日本語と英語だった。

どこからきたか
何歳か
今日はどこに行ってきたか
どこが楽しかったか

そんな感じだったと思う。
優しくて何を言いたいか一生懸命分かろうとしてくれる。


考えてみると中国人のその人は母国語以外に2つも勉強していて、カタコトを気にすることなくどんどん話しかけているのだ。

ほぼ単語のみの会話がなんとか終わり、おやすみと言って私が寝たあとも、その中国人の女性は今度はアメリカ人女性と英語で盛り上がって会話を楽しんでいた。



私もあそこに混じりたいがムリだなぁ…


そんな苦い思い出があったのに…

可愛すぎるお手紙。




実は引越しの前にも外国の人と話すチャンスはあった。



去年の秋のこと。

我が家のドアノブに小さな紙袋がぶら下がっていた。中を見るとお菓子とメッセージカードがあった。見るとアパート全部の部屋にぶら下がっている。

崩した字体で全く英語が読み取れず娘と息子にスクショして送った。


Autumn is a second spring when every leaf is a flower.


すべての葉が花となるとき、秋はもう一つの春である

Albert Camusアルベール・カミュ 


調べてたぶんこれだと返事が来た。
そこにはカミュの詩が書かれていた。


オシャレな引越しの挨拶だったようだ。



なんて可愛い。


目がハートになるくらい感動した私はそのカードの色がオレンジや黄色だったので、同じイメージのミニブーケを花屋さんに作ってもらった。

さてどうやって渡そうか…

Google翻訳で訳したお礼をとりあえずカードに書いてドアにかけてダッシュで帰ろうと思ったが、勇気を出してピンポンしてみた。


は、はろー。
せんきゅーすいーつあんどれたー。
ベリーはっぴーでしたー。
えーっとふらわーぷれぜんとー。

ださすぎる。
調べた英語は1個も口から出てこない。
完全に出川だった。
たぶんこれだって中学英語で対応できるはずだろう。

それでも黒髪くるくるパーマのアメリカから来た女の子は感激してくれた。
笑顔で英語で色々言われたが、典型的な日本人って感じでへらへらしながら
Nice to meet you.を言うのが精一杯。



それから何回かカードとお菓子が我が家のドアにかかっていた。
でもコロナ禍。
たいした交流もできず、春になってしまい結局引越しの日は会えずに終わってしまった。


先日。
夫が仕事で前の街に行く用事があったので車に乗ってついて行った。

待っている間にふと考えた。

おいしいパンとお菓子を買って車の中でスマホGoogle先生に聞いて手紙を書いた。
発音を何回も聞いて練習した。

今日は出川にはならずにきちんと話そう。



意を決してピンポンをした。


違う街に引越しをしたんだと言ったら、急に悲しい顔でめそめそした。
お菓子を渡して練習したように英語で話した。


そして向こうはカタコトの日本語で
ありがとうございます。


なにかきちんと挨拶ができて私も嬉しかった。

伝えたいことを頑張って言う勇気がないだけなのかもしれない。



そして今回引越した物件。



コロナが増えてきたので悩んだ末にアパートへのあいさつ回りはお手紙にした。
コロナ禍につきお手紙でのご挨拶とさせて頂きます。どうぞよろしくお願いします。
こんな感じで書いてドアノブにかけた挨拶と些細な品物に対してのお返事がドアにかかっていた。

なんとその方はまたしても外国の方だった。

頑張って書いたひらがなで書かれていた。
次こそは勇気を出して話してみたい。




外国の人とちょっぴり話せるようになりたい春。


ラジオ英語を聞こうかと本気で思っている.





ココ