ココからのブログ

昭和生まれの50代ココです。

ふつうな毎日って幸せ。

ふつうってすごい。

毎日生活していて感じるちょっとした嫌なこと。

頭にきたとか、なんだムカつくなと愚痴ったりしていた。
コロナ禍になってムカつくって言葉が多いような気がする。




それらは総じて
恵まれた日々に気がつかないただのわがまま
その一言だった。



迷走神経反射。



この前、娘と2人でインフルエンザのワクチンを打ちに行った。

私は痛みにけっこう強い。
娘は痛みに異様に弱い。


それでもインフルなんて毎年のように打っているのだから何も心配していなかった。
2人で順番に打ってもらい待合室で話をしていた。

「痛かったよね。」
「なんか今日はやけに長く感じたね。」

のんきに話していたら次の瞬間、となりの娘が突然気を失った。



思えば春にコロナワクチンを打った時も同じ事があった。

迷走神経反射ってやつだ。



それから大声で看護師さんを呼び、
診察を受け
点滴を受け
帰宅した。



点滴を受けているカーテン越しに、何人もの人がなんてことなくワクチンを打ち帰っていく。
真っ青な顔の娘を見ながら、なんだか私も足元がくらくらした。

「なんで私だけこんなに弱ぇんだぁ」
帰りの車で悔しそうに呟く娘。

私も元虚弱体質だから痛いほど分かる気持ち。
でも、分かるとは言えない。
本人じゃないと分からない不安や辛さだってあるだろう。




お医者さんも看護師さんも
「大したことないから」
「今度から注射をする時に寝て打てばいいから」
「お母さんもあまり心配しないで」


多分ひどい顔をしていた私にそう声をかけてくれた。
分かってはいるのだ。



そして夜には娘は元気になった。



まさかのわたしまで。

その日の夜。

私だけ一人なかなか眠れずにいた。
トイレに行こうとして目を開けると天井が回っていた。
かまりながらとぼとぼ歩く。
三半規管がどうかなったかのような気持ちの悪さ。
くしゃみをしたら、脳が豆腐みたいに中で揺れているような感覚。


もしかしてこれは夢なのか?
ひどい汗をかきながらその夜は寝た。


朝になるとワクチンを打った腕が熱を持ってパンパンに腫れていた。
体がだるくて重い。

どうしたのかというほどの体調不良は色々なことを気づかせてくれる。



なんにもない平凡な毎日は
結局なによりも幸せ。

だるい

この言葉をしょっちゅう言ってたけど、
本物のだるいは半端なかった。


ふつうを喜ぶ。



それにしても、ワクチンって体に異物をいれることで反応は人それぞれ。

私の場合は精神的なものもあったのか、ストレスだったのか。
つくづく体って不思議なものだ。


体がバグを起こしているのかもしれない。
正常に戻るのをじっとして待っている。
昨日かりんとうを一本食べたら
がりがりと音が頭に響いてくらくらが少し残っていた。

とにかく元気なら幸せ。
何もない毎日って幸せ。
健康しか勝たん。


それを分からせてもらった出来事。

                      ココ

※少し不調な日々ですがだんだん良くなってます。
 メッセージくださった方々ありがとうございます。
 思いもかけない副反応。
 こんなこともあるようですので気をつけてね。

 こんな時はおとなしく歌でも聞いて過ごします。