子育て

格付けチェック。大事なのは格付けよりもとらえ方。

子育て

テレビを見ていたら高いものの味が分かるか試される番組が入っていた。

また違う時間に、コンビニの商品がシェフの舌でテストされ合格するかという番組もあった。

子供達はなんか偉そうにまずそうに首とか傾げて食べているシェフを見て

「なんかムカつく」
「美味しそうに笑って食えよ」
「このシェフの店でこういう顔で食べてやればいい」

非難轟々でめっちゃ文句を言っていた。




それだと番組にならないと思うが…
テレビだから…
これで宣伝になっているんだよコンビニの…


そう思いながらふと次女が幼稚園の時の事を思い出した。



夏のある日。
誕生日だからかっぱ寿司に行くことになっていた。かっぱ寿司は家から歩いて行ける距離で、親はビールなんかも飲めるという理由もあった。庶民の味方かっぱ寿司。高級ではないがふつうに美味しいと思う。


幼稚園の帰りのバスから降りるなり、カバンを手渡しながら娘はぷりぷり怒っていた。
というか、萎えていた。

どしたー?


訳を聞くと、バスの中で今日誕生日だからかっぱ寿司に行くと友達に自慢をしたらしく、みんなや先生が
「いいなー」
「楽しみだね」
と言ってくれている中で1人の女の子にこう言われたらしい。

「かっぱ寿司っておいしくないよね」
「冷凍って感じ。シャリもまずいし」
「うちのママがよくあんなの食べる人いるよねって言ってるもん」


娘の反論も虚しくバスは先に我が家に到着し肩を落として帰宅となったらしい。


降りがけにその子は
「家はお寿司は〇〇しかいかないもん」

背中からとどめを刺されたその店はカウンターで食べる回らないお寿司屋さんだった。


よっぽど悔しかったらしい。
塩をかけられた菜っ葉のように萎えていた。


「そこのお寿司屋さんも美味しいけどプリンとかないんだよ。行く?」


「えー嫌だ」

ちょろい娘だった。
でも娘は未だにその幼稚園バスでの出来事を覚えている。

中学の給食でオカズに「うわ、なにこれまずい」なんて男子が言おうものなら
「おいしいと思って食べてる人もいるんだから言うな!オレのお口には合わないって言え」

こんな説教をするようだ。
「お口合わない」がクラスで一時期流行ったらしい。




舌が庶民の話は私にもある。

過去に数年スーパーの魚屋さんで働いたことがある。センスなんかないが切るスピードが少しだけ早いという理由だけで刺身のお造り担当になった。
刺身の鮮度とかどんどん食べて確かめろと言われたが本当にびっくりするくらい安いものが口に合った。

大間の本マグロとかしみじみ美味しいけれど、安い赤身が好き。
色々な刺身を働いている特権で食べれた。

でも結局冷凍の刺身が安心できる。
ぶっちゃけアニサキスも怖いし。
マイナス20°の冷凍庫でしっかりアニサキス退治をした信頼感がいい。
貰えるならガチガチに凍った刺身の柵が欲しい。


そういえば毎年、年末に魚屋のチーフが恒例行事をした。
1000円以上する伊達巻と398円くらいのを同じように切る。2枚ずつ乗ったトレーが配られどっちが高いか当てるゲームだ。


必ず先に答えを言わされ、本当に必ず安い方を当てた。

「私のお口にはこっち合います!こっちが高いほう?」

「はーい今年も舌が庶民だったねー」

おおいに盛り上がった。





なんでも美味しいって思える方が幸せだ。


ココ


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