ココからのブログ

昭和生まれの50代ココです。

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎。いつまでも映画の余韻にひたる。

f:id:kanahebijiro272kun:20240505160754j:image

 

 

 

 

 

ゴールデンウィーク

どこに行っても混んでいるので、家で映画を見る事にして、帰省していた長女に勧められ鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎を見た。



とても良かった。








親子二代で鬼太郎好き。



小学生の頃だったと思う。

ゲゲゲの鬼太郎はテレビのアニメで週一回くらいやっていた。

もちろん今のようなポップでクリアなデジタルの映像ではなく、暗くておなじみの不気味なテーマソングのやつだった。

家には二台テレビがあったのだけれど、メインじゃないほうのテレビは白黒で足がついていた。

親が見たい番組がある時は、ガサガサして時々映像がみだれる白黒テレビを叩きながら見た。


そんな昭和の子供だった私は、少女漫画よりもゲゲゲの鬼太郎のような漫画が好きだった。


ゲゲゲの鬼太郎は、妖怪たちの悲哀があちこちにちりばめられていて、
一人一人のキャラクターが魅力的で、全然怖くはなかった。


どちらかというと、人間の、それも子供の味方と言った感じで、30分のストーリーの最後は、いつもハッピーエンドだったように思う。

時々は、人間たちの身勝手さを戒める、教訓めいた終わり方の回もあった。
それでも、当時のアニメは子供向けの平和な話がほとんどだった。





親になって長女や長男の子育て中は、しょちゅうゲゲゲの鬼太郎をレンタルして見せていたので、この二人はやはり、母と同じで鬼太郎が好きな大人になった。

 

今は遠く離れた場所に住んでいても、それぞれが映画館で見て、最後のシーンをどう解釈したか、感想をラインで会話していたようだ。




すごく面白かったと、どちらからも聞いてはいた。



ネタバレは大罪なので、あまり書きたくない。


テレビの鬼太郎とは全く違う、目玉おやじの過去や、鬼太郎の誕生までが描かれている。



 

砂かけばばあや、一反もめん、こなきじじいたちは出て来ないので、いつもの愉快な鬼太郎を想像して子供と見るのは、きついかもしれない。


残酷なシーンや内容がところどころにあった。




人間の愚かさ。
これでもかというほど、欲深く胸糞が悪すぎて感情がぐちゃぐちゃになりながら見た。
















戦争の愚かさと人間の弱さ。


たまたま、前の日に見たゴジラ-1.0。

それにも、戦争のトラウマを抱える登場人物がいた。
事あるごとに脳裏にかすめる、死への恐怖。
戦争で見てきた人の醜さや理不尽な記憶が、いつまでも付きまとい、前に進もうとする心を苦しめる。

戦争で片腕を失った水木先生。


水木先生が生涯で描きたかったのは、人間の弱さや、戦争をやめられない人間の愚かさなのかもしれない。



この映画にはおそらく水木先生は関わっていないだろうが、映画を見終わったあと、そんなことも思ったりした。




 

エンドロールはかならず見て。

 

 

これからゲゲゲの鬼太郎を見て、
特に、目玉おやじを見るたびに胸熱になること間違いなしの映画。

 

 


もう一度近いうちに見る。

 

 

Amazonプライムを見れる人は、ぜひ見て欲しい。





          ココ

 

 


www.youtube.com