2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧
もはや凶器な雪 今年は雪が多い。 自然には抗えない。 毎年のことだから慣れてはいるのだが、ただでさえ外出が制限されるコロナ禍に窓の外で白い雪がひたすら落ち続けるのを少し憂鬱な気持ちで眺めた。近所の人と顔を合わせるたびに「もう雪はうんざりですね…
自分の考えが1番正しいと疑わないようになってないか。 時々我がふり治せといわれるような出来事がある。 だから自分も含むおばさんは嫌なんです。 つい先日。スーパーでお金を払う際にレジのおば様に少し怪訝な顔をされた。ポイントカードはお持ちですか?…
突然何かのきっかけで嫌な気持ちになるスイッチ。 嫌な事があった時の季節とかその匂い、言葉などで一気に嫌な気持ちが再現されるのだ。わけの分からない急なテンションの低下や突然の不機嫌は女の場合だいたいそれだろう。 私にも幾つかスイッチがあって、…
おとといの夜中。というか明け方…自分の寝言で目が覚めた。正確に言うと、途中からは半分覚醒して起きてる状態なのに口はまだ寝言を言っていた。「アレクサ、佐野元春をかけて」「アレクサ、さーのーもーとーはーる」「アレクサ聞いてますかー」「アレクサー…
なかなか他人に共感されにくいのだが、イベントを心から楽しめない性分だ。イベントといっても小さいものから超ビックイベントまで色々ある。大きければ大きいほど集中してその楽しい時間を満喫できないのだ。 ウキウキしながらも。 例えば。たまの休みに1人…
ドライブ・マイ・カーという映画が気になる。濱口竜介監督、西島秀俊さん主演の映画でアメリカの「ゴールデン・グローブ賞」を受賞し、アカデミー賞も期待されているという。 なぜ見たいかというと、内容ももちろん素晴らしくそそられるのだが、その映画に出…
昔の空は高く感じた 家庭を省みない父親だったが一度だけ一緒に遊んだはっきりとした記憶がある。 とぼとぼ歩く小さいわたし。 小学校で工作の時間にやっこ凧を作った。明日から冬休みという日。たくさんの勉強道具と一緒に持ち帰ることになった。 私の家は…
昔から人と不思議な縁で出会ったり、数年後に偶然再会することが多い。20歳くらいの時、新宿駅のバスターミナルでたまたま時間を持て余し隣に座っていた人と少しだけ会話をした。退屈ですね。とかそのくらいの会話だったのだが数ヶ月後に横浜のある場所で再…
2年ぶりに帰省していた大学生の息子がおととい帰っていった。長女と5人で揃うのは随分久しぶりだった。長女は昨年末から帰省していたので、約2週間に及ぶ[飯炊きばばあ]の日々にようやく幕を降ろす。身内だけだし普通でいいよねと言ったくせに、いざ来てみる…
私は祖母を知らない。母の母が12歳の頃、父の母は27歳の頃にそれぞれ亡くなったらしい。母は、「片親育ちだから私はかたわなのよ」とよく言っていた。幼い頃の私はその意味はよく分からなかったがなんとなくネガティブな気持ちになった。 祖母はとても美しい…
いい加減忘れればいいのに。記憶というのは相当にしつこいものだ。 人の目ばかり気にしている母。 母は常に世間の目を気にして暮らしていた。「みんながお前のことをわらってたよ」「人にわらわれないようにちゃんとしなさい」母の口からこのような言葉が多…
親ガチャという言葉が流行っているが、子ガチャもあるだろうと思う。 出来損ないだった。 自分はたぶん人と違う変わった子どもだった。3歳まで一言も話さなかったらしい。周りが心配して病院で脳を調べてみろとか、神様と言われている霊媒師に相談しろと勧め…
数年間ホームヘルパーとして働いた。様々な親子の確執を見る仕事だった。父のように若い頃ギャンブルにのめり込み借金を重ね家族に捨てられた老人がいた。また90歳に近づいたおばあさんに60代の娘がどうしても若い時にされた態度が許せないそんな感情を持ち…
腹が減ってないのにひたすら何かを食べ続ける事が許される数日間。昨日からずっと胸焼けしている。 幼い頃の年末。 日本は本当に地域によって風習が違って面白い。大晦日や元旦に何を食べるかも違うし、どのタイミングでご馳走を食べるかもそれぞれの家で違…