ココからのブログ

昭和生まれの50代ココです。

溜めないくらし。

せっけんが好きだ。石鹼と漢字で書くよりひらがなで書きたい。せっけんの優しさはひらがなのほうが合っている気がする。 ちょっと何を言ってるか分からないって言われそう。 休職して家にいるので、過去記事をリライトしようと2年前の記事を読んでいたら、こ…

ひたすら歩け歩け。大人の遠足2。

このまえ、盛岡で一日、一人で自由に過ごせる日があった。スマホでカフェや美術館なんかを調べまくって、いざ歩き始めたら、全然オシャレな場所や、観光するようなスポットに行くような気分じゃない事に気がついた。なんなら、一日ベンチで座っていてもいい…

茶色い手から緑の手に。

ベランダで野菜を育てて、収穫するのに挑戦しても、うまくいったためしがない。 過去に誰でもできるよと言われて、ミニトマトを育てれば、茎にびっしりとアブラムシが列になっていて、見ただけでどうしていいか分からず萎えてしまった。 大葉とかバジルも、…

河童のいた穴。

そこは秘密の場所だった。 左手に山の斜面、右手に畑が続く道を進み、ほとんど流れのない堰にかかる、小さな橋を渡る。そこから少し歩くと、足許が水気を含んだ沼地のようになり、毎回ズック靴が中まで濡れてくる。そこは驚くほど静かで、誰もいない。 静け…

人生はしましま。不運は幸運の前触れなのだ。

職場の理解があって、とりあえず一か月ほど仕事を休むことになった。時間に余裕があるので、考えるともなしに色々な事を、ぼんやりと考える。昔から私は、自分に対しての漠然とした不安を、常に持っていたように思う。 なにか、自分の近くで良くない事が起き…

伝えたいこと。

ブログにご訪問頂きありがとうございます。 先日、上の娘が夜の山中で、センターラインをはみ出した対向車と、急カーブで正面衝突するという、事故に遭いました。 エアバッグが開き、フロント部分大破し、煙があがるような大きな事故でした。 奇跡的に、むち…

ふたりはともだち。

バカらしいこというなよ。がまくんがいいました。いままでだれもおてがみくれなかったんだぜ。きょうだっておなじだろうよ。わたしはこの部分が特に好きだった。子供の音読の宿題。子供が一生懸命読むのを聞いてしょっちゅう目頭が熱くなった。え?泣いてる…

きょうもサヨリはげんきです。

ぼくはいま、おとうさんのともだちと、いっしょにいるんだ。 おとうさんのあたまのなかに、ずっといたあのひとに、あうことができたんだ。 このまえまで、おとうさんといっしょにくらした、ちきゅうってのりものは、いろんないきものがいて、たくさんいっし…

読書をやりなおしはたのしい。

恥っず。 わかりみが深いっていう最近の、わかもの言葉。わかるわー。みたいな感じだと思うのだが、うまい言い方だなと思う。 そういえば最近本を読んでない。 子供の頃、本はふわーっと読んでいた。だいたい理解度25%程度ってところだ。 まったく賢くない…

くわえタバコで念仏となえる父

この頃思う。人は大体何歳ころにものごころがつくのだろう。大体の人は幼いころの記憶は何歳ころからあるんだろう?私は幼いころの記憶があまりない。自分の記憶として実感を持っている幼い頃の記憶がほとんどない。 自分の傍らにいつもいた猫のことも、何も…

母との家出という名の汽車の旅。

母は私を連れて何度か家出をした。遠いセピア色の思い出。 決行は夜明けと共に。 毎晩家に帰らず酒を飲み歩くような父だったので当然けんかも多かった。でも「父が帰らない夜」というのは我が家にとって普通の日常だった。普段は父不在のほうが、何の問題も…

長かった!ようやく納車、ジムニー。

昨年7月に注文してから待つこと1年2か月。ジムニーJB64が納車された。9月の連休の前に、長い付き合いのディーラーさんから電話があって、ウキウキでジムニーを迎えに行った。半年以上借りていた代車を、ありがとうという気持ちで洗車してからスズキに向か…

1日も早くと願うこと。(FOPについて)

新たに何かをスタートし、人間関係が増える。 その人ごとに人生があり普段、屈託なく笑い、楽しく話す人にも、抱えきれないほどの悩みや苦しみがあることを知る。 人生後半の年齢になった。 自分に関して叶えたい願望などなく、残りの人生は、凪のようにただ…

人間関係リセット癖。思うに青鬼もたぶんそれ

陰キャの特技。 勉強も運動もたいしたことがない子供だったが、ひとつだけ得意な事があった。本読み。今で言う音読である。国語の授業で、先生に当てられ教科書を読むのが超得意だった。唯一の輝けるステージである。先生に当てられるとよっしゃぁ!と内心思…

メメちゃんの冒険。

毎日、のんきに暮らしているのだけど、今日はとても楽しい一日だった。私のこと、本当に人懐っこい猫ちゃんって、みんなが言うのだけど、正直、どういう意味なのかよく分からないの。 私の家は、城下町から、車で30分くらい山奥へ入った場所にある。クマゲラ…

津軽カタリスト、浪岡中世の館公演。

じいちゃん!どういう事なんだよあのりんごは!なんとかいえよ!このくそじじい! 津軽カタリストの、次回公演で、自分がもらった、【オレ】という役のセリフの一部。何回、言ってもしっくりこない。どうやら、違うらしい。 本番は明日なのにどうしよう。 カ…

(再)目指すはおもしろいおとな。

自分が子供の頃は大人とは完全なる自由を手に入れた万能な存在だと思っていた。 下から眺める大人たち。 うらやましくて早く大人というものになりたい。 勉強はしなくていい。夜遅くまで起きてテレビを見ていられる。好きなことを言い、好きなだけお金を使え…

バンザイ、ネガティブ思考同盟。

自分なんて、それほどたいそうな人間ではないと、心から思っている。 でもこの頃、それが、自分の中で、ネガティブな意味ではなくなってきた。 誰だって少しは長所があって、私も一生懸命生きているつもりなので、少しくらいは自分を褒めてあげたいが、世の…

サイギサイギ、当たるも八卦だったのか。

昭和の女子高生はやけに占いが好きだった。当時、手相がよく当たると評判の喫茶店があった。 指が一本短くてちょっと怖いマスター。カレーを食べた客に頼まれるとサービスで手相を見てくれた。インベーダーゲームのテーブル。過去に、違法賭博かなにかで、パ…

縄文土器、弥生土器、どっちが好きかと言ったら、わたしは縄文。

繁忙期真っ只中の、今年7月の末。猛暑の中での激務が続き、寝不足でのライブハウス。 オールスタンディングの3時間。 大丈夫か。。。最後まで立っていれるかしら? そもそも立ちっぱなしのライブハウスなんて、20代前半以来行ってない。 行くまでは、ちょっ…

(再)わしゃあねねぇふるあずき。

このふるあずきはやぐ寝ろ! 幼い頃何度言われたかわからない。 誰が考えたことば? 東北地方で夜更かしでいつまでも寝ない子どもの事をふるあずきと言った。 今でもこの方言を使う人はいるのだろうかというくらい昔聞いた言葉だ。 古いあずきは硬くてなかな…

たちあおいの花と恋しい人。

あなたは、私といても、いつも何処か上の空よね?私のことなんて、好きではないのでしょうね?そう言って、僕の元から女は去っていった。ちっとも、本当の気持ちがわからないわ。僕は、何度か女を愛したが、いつも、どの女も、最後には不服そうに僕の元を去…

ギャラリー森山ゆうれい展、怖いもの見たさはかわらず。

私は、幼い頃、火葬場のとなりに住んでいたのだけれど、そこは相当古い建物で、待合室に気味の悪い掛け軸があった。うすらぼんやりした絵で、まともに見れないくらい怖かったのだが、今になると、どんな絵だったか,思い出したくてたまらない。 お寺の地獄絵…

何が食べたいか決められないおばさん。

あれをたべたい。 なにかやってみたい趣味とか、スマホの格安SIMを違う会社のに変更するとか、利便性を考えて引っ越しとか、普通は熟考してからやるようなことに限って、あまり深く考えず決めてしまう。めんどくさくないの?と驚かれるが、どちらかというと…

文豪、そして殺人鬼。絶賛ハマり中。

朗読劇のサークルに入ってから、声で表現する難しさを実感していて、プロの声優さんだったり、役者さんのセリフって凄いんだなと思うようになった。生の声で、登場人物がどんな人間なのか想像できて、お芝居を見ているかのように感情移入し物語に没頭する。…

そのひとことで、救われることもある。

そんなつもりで書いたわけじゃない事でも人を傷つける。でも、そんなつもりで書いたわけじゃないのかもしれないひとことで、気持ちが温かくなる出来事があった。過去も現在も、優しい人にたくさん助けられてきた。 頑張れなかった後悔 今の土地に引っ越して…

(再)毎年淡々とくりかえしていくこと。

ある頃から、私は八月が苦手になった。できれば八月というものが、すっぽりなくなればいいのに、とさえ思うこともある。そのくせ八月が終わって、撮った写真を見ると、毎年きちんと夏を満喫した顔で笑っている。 人間だれしも、表と裏の顔が合って、そのどち…

鳥をながめる平和な暮らし。

小学校の高学年の、ある一日。庭に、むしろを敷いて寝っ転がっていた。毎日、嫌なことが色々あって、空を眺めていた。飛ぶ鳥を見ながら、あんな高いところを自由に飛べるなんて、羨ましいと思った。鳥は、自由でいいな。 些細な一日なのだけれど、その時の気…

(再)父は不器用な若造だったと思えばぜんぶ笑い話。

寿司が好きだ。私にとって寿司はせつないご馳走なのだ。今でこそ回転寿司が寿司を身近なものにしてくれたが、昔は寿司は特別だった。夜中酔いつぶれた父が大声を出しながら帰宅し、無理やり起こされ眠い目をこすりながら食べた折詰に入った寿司。できれば起…

ま、いっかでそれぞれいこう。

昔から、何か意にそぐわない事を言われた時に、まったく言い返せない。 言い返せないだけじゃなくて、相手の機嫌を損ねないように、ヘラヘラとそうかもしれませんねなんて思ってもいない言葉が、口から飛び出す。 そのくせ、いつまでも言われた嫌なことを執…