ココからのブログ

昭和生まれの50代ココです。

語りたい。50代からの挑戦。

f:id:kanahebijiro272kun:20240204013225j:image

 

 

 

 

 

 

 

声というのは人それぞれで、素敵な声の持ち主は心底うらやましい。


わりと声フェチなところがあって、若い頃は声が素敵ってだけで、その人を好きになったこともあった。


昔は職場で嫌々ながら連れていかれたスナックで、いかついおじさんがイメージと全然違う甘い歌声だっただけで、急に親しみを覚えたりした。


同級生にもカラオケで歌う歌声が良すぎて、CDを出したら買いたいような奴もいた。


とにかく男性女性問わず、人の声が気になる。




あと、好きな喋り方もある。

自分が早口なので、ゆったりしたしゃべりは憧れる。



落ち着く声やしゃべり方。


真似をしてしっとり喋っても、ボロが出る。



声ってその人そのものだ。

 

 

コンプレックスだった。


昔から声が低いと言われていたので、鈴をころがすような澄んだ高い声がうらやましかった。


昔、カセットデッキを買ってもらった時に、何を思ってやったのか忘れたが、自分の声を録音してみてめちゃくちゃがっかりした。

なんだこんなに鼻にかかったような変な声なんだ。


そう思いながらも、人前で本を読んだりするのが好きな一面もあった。

 

コンプレックスなのだけれど、たまらなく好きで興味があるのが声を使った
なにか・・・・


読み聞かせもずっとやりたかったが、挑戦できずに今まできた。

 

そうして50代の今、超絶やりたいこと、

やってみたいことが昨年末見つかった。



 

https://hirosaki-navi.jp/hirosaki-activity-tsugaru-katarisuto

 

 

 

物凄くきんちょうしいなのに。

 

練習であれ、本番であれ、はじまる寸前までものすごく緊張してその場に立っている。


心臓が口から飛び出そうになっているのだけれど、一周回って顔は能面のようになっているのが自分でも分かる。


たぶん顔がひきつっているだろう。

ビビりの緊張しいだからしょうがない。



小説や童話や昔話の朗読。

 

 

 

 

 

 


それは本の読み聞かせではなくて、ドラマリーディングというジャンルだった。



小説やオリジナル脚本に言葉を書き加えられた台本を基に、情景が浮かぶように読むというより一人一人が演じていく。

 

 

自分では本を読むのが得意だと思っていても、実際に声に出して台本を読んでみると、のっぺりとした実に面白みのない声を出している事に気づく。


情景が浮かぶように文章を読む。


求められる事の難しさに、戸惑いながらもどんどんその面白さにはまってきている。




先日、竜に出会って驚いた時の村人を練習した時の、声のテンションの低さを注意されうまくできない事をしばらく引きずった。

 


実際に驚いた時の、声にならない感じでは淡々としすぎて全然驚きが伝わらない。

 


イメージでは市原悦子さんがまんが日本昔話


「竜がでたぞー。」

みたいな言葉を言っていた時の声だろう。

 

 

 

やってみても、すごくわざとらしい感じになる。




ムズカシイ。




この前あまりに早く会社に着きそうだったので、出勤途中にあるコンビニの広めの駐車場のはじっこに車を停めた。

時間があり余るほどあったので、


「竜じゃ、竜がおったぞ」


とテンションを高く演じる練習をした。

様々なバージョンをやってみたが、よく分からなくなってきた。

簡単な言葉こそ難しい。

それにしても私は、実につまらない声だ。

そしてわざとらしい。


そうすると、俳優ってすごいんだなぁ。なんて感心した。



 

 

誰かに聞こえていたら、やばいおばさんが乗ってる車だと警戒されるだろう。





トラックが離れたところに停まっていたけれど、聞こえてなかったことを願いたい。




聞きほれてしまう至福の時間。


この前入会したばかりの私が、いきなりドラマリーディングの本番に参加させてもらえることになって今日発表をしてきた。


舞台はこども食堂のイベントだった。


出たいですと言えば、誰でも参加させてくれるなんとも懐の広い会なのだ。


素晴しい声と表現力の先輩達に混じって、なにかやらかして台無しにしてしまったらどうしようという緊張感。

何回練習しても、ピンとこないままで本番の今日を迎えた。

 

 

 

ああ、きんちょうする。
こわいわー。

 





そんな緊張は、スタートと同時に吹き飛んで、その物語に参加しながら
一番いい場所でいい声をたくさん聴ける特権に浸りながら、演じていた。

 


津軽カタリスト。

 


ひとつの物を創り上げる楽しさ。


同じ演目でも、演じる人が変われば全く違うものになる面白さ。

 

声には、その人の歴史があって、それぞれなんともいえない味がある。



そしてずっと活動をしてきた人達の声は、響き方からぜんぜん違う。



私は将来、素敵に昔話を語る、おばあさんになりたいとずっと思っていた。
その目標に向けてこれからどんどん修行をしたい。



カタリストには、たくさんの目標とする表現者がいる。

 


               ココ

 

 

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by FMアップルウェーブ (@fm.78.8)

www.instagram.com