ココからのブログ

昭和生まれの50代ココです。

小説を書き始めた友人を見て思い出した映画。



ブログはたのしい。

ブログはくるしい。

 

きっとどちらもだろう。

どんな形のブログであっても生みの苦しみはあるはずだ。
何年も毎日書き続けている人は本当に凄い。

 

 

ブログの仲間として知り合った同世代。

〔こんなご時世なんで明るい文章を心掛けています。〕
〔毎日ブログを更新するだけの人。〕




そんな自己紹介だった。

どんな日であってもゆるゆるした面白い文章を毎日更新することは,

ゆるゆるな文章ほどかんたんじゃない。

 

 

それを楽しみにしている人はきっとたくさんいる。

 

時に病に伏せっていたり、心が疲れていたり様々な状況の人がいて
状況が過酷であるほどに、毎日更新されるブログを読むという楽しみは
どれほど支えになるかと思う。

 

 



自分の文章を待っている人がいるから毎日書く。
そう言って毎日書き続けたその男。
ついに最近小説を書き始めた。


小説を書くなんてそんなすごい事、できるのだろうか?


固唾をのんでってこんな感じかしら?
そんな気持ちで楽しみに見ている。

 

 

 

 

kijitora.link

 

 

何回も見た映画。

 

 

ひたすら才能を信じてくれる人のために文章を書く。
その状況が何かに似ている、なんだっけとずっと思っていた。


昔読んだなにかの本だったか、それともドラマだったか?



ずっと考えていたら、昔好きで何回も何回も見たフランス映画を思い出した。






 

 


ベティ・ブルー インテグラル 完全版 (ノーカット完全版) [DVD]





ティーブルー
愛と激情の日々

調べたら日本での公開は1987年だったらしい。
私は友達にもらったダビングしたテープで初めて見た。



しょっぱなから激しいベットシーンで始まるその映画。
最初はなんて映画だと思いながら見始めた。



とても刺激的で見る人によってはっきり好きか嫌いか分かれるタイプの映画だ。
性描写が激しすぎて日本ではカットされたシーンがたくさんあったようだが、のちにノーカット完全版が出た。



人によっては下品で嫌いな映画に感じると思うが、せつなくも美しい場面がたくさんあった。

 


小説家を目指して過去に書いていたが、今は修理工をしている主人公ゾルグ。
本能のまま生きているようなまだ若いベティー
彼のもとに転がり込み二人が暮らし始めるところから始まる。


ゾルグは理不尽な雇い主に言われるがままに従い働く日々。

それは決して満足のいく毎日ではなかった。

ティーゾルグが昔書き溜めていた小説のノートを発見する。
全てをむさぼるように読み終えると、彼がただの修理工で終わるべきではないと確信する。
それ以降彼が小説家として成功する事を信じ、その情熱のあまり次第に心が壊れていく。


この映画は決してハッピーエンドではなく、終盤に向けてのベティーのあまりにも強い気持ちと一所懸命さに見るのがただただ辛かった。

ラストはその頃まだ10代だった私にとってトラウマになるような終わり方だった。
それでもなぜかこの映画が好きで、30代の頃に完全版のDVDを買って何回も見た。




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優しいイケメンのフランス人の男ゾルグ。
エキセントリックで情熱的なベティー




それまで誰にも見せる事のなかったノートを発見したベティー
その才能をひたむきに信じるベティーのような人がいれば、そのノートは人生で大切な意味を持つものとなる。


書くことに意味を見つけた。

 

 

 

そこが似ているのかなとちょっと思った。




純日本人おもしろブログおじさんのことを
少しだけ美化しすぎかもしれない。


でも更新を待っている人が今日もいる。
そして小説を書いて欲しいと心から願っていた人がいた。


 

 

それにしてもあれは心に残るいい映画だった。
DVDは断捨離してしまったので、どうにかしてまた見ようかなと思う。

 

 

 

         ココ

 

 


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