ココからのブログ

昭和生まれの50代ココです。

やれやれだわ。めざせ空条徐倫。

 

理不尽マン。

 

 

 

 

 

ポジティブに考えればある意味感謝するべき出来事があった。
レーニングにもっといっぱい通って、いけてるおばさんになりたいというモチベーションが上がった。

目指せ空条承太郎の娘。
空条徐倫









超像Artコレクション アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』「空条徐倫」 約200mm PVC&ABS製 塗装済み完成品フィギュア

 

 

 

その日。
暑くてなかなかやる気が出ずに、ようやく重い腰をあげてジムに行ったのが夕方の5時過ぎだった。ダラダラしすぎて遅い時間になってしまった。

私が行ってるのは市の武道館の中にあるトレーニングジムで一時間100円。
市民なら登録するだけで利用できるので、様々な人が通っている。

午前中は私のようなおばさんやお年寄りが多く、午後は休日の若いお姉さんといった感じのおしゃれそうな人、そして夕方からは仕事帰りの男性や部活で鍛えている高校生が増える。マッチョはどの時間帯にもいる。

レーニングルームに入った瞬間、あー今日は来る時間が失敗だったなと思った。

マシンがほぼ埋まっていて、全員男性。
高校生男子とガチマッチョだらけだった。


私は自分でやるメニューをだいたいきめていてる。
毎回30分ランニングをしてから、器具を使っていろんな部位の筋トレをして、疲れたら残りエアロバイクでクールダウンしてから帰る。


今までろくに運動してこなかったのでこのくらいで十分ヘロヘロになる。
運動を始めてから体重はそんなに変わってないけど、お腹の肉はけっこうな量がなくなった。
それでも蓄積していた分があるからまだまだだが筋肉は増えてきたような気がする。

 

 

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レーニングルームは一応上限の人数が決まっている。
待っていればなにかの器具は空くのだけど、やはり人気のやつはみんなやりたい。

ランニングは30分までと張り紙があった。
器具はだいたい一ヶ所20分くらいと暗黙のルールがあると夫から聞いていた。
それでも20分でも長すぎる気がして私はいつも一ヶ所に長くいないようにしていた。
小心者なので人に迷惑がかかるのではといつも気になってしまう。



入室して20分くらい。
待っていたらようやくあいたスミスマシン。

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前の人が終わったタイミングでキョロキョロ見たが、近くで待っている人が誰もいなかったのですぐそこに行った。
横になってベンチプレスを50回してから、スクワットをしようと起き上がったら鬼のようにこっちを見ている視線に気がついた。

真後ろに仁王立ちでダンベルをやりながらずっと見ている。
同年代か年下だろうガタイのいい男性。


そういえばベンチプレスを始めたあたりから近くにいた。
やけに距離が近いとは思っていた。

でもそいつは最初のあたりベンチでずっとスマホを見ていた。


私はそのマシンを使ってからまだ5分もたっていなかったし、こっちを見てくるのも私が自意識過剰なだけで気のせいだと思うことにしてバーベルスクワットを始めた。
でもどう考えても気のせいではなかった。


見すぎ。
不躾に見すぎ。
どこ見てんのよって言いたくなるくらい見る。
おかあさんに人のことをジロジロ見るもんじゃないって習わなかったんだろうか?

 

スクワットは思いきりケツを後ろにつきだしてやっているがフォームが気に食わないのか?
夫に熱血指導を受けていたので気合十分でやっているつもりだ。
そいつにむかって思いっきりケツをつきだしているのでちょっと気まずい。


 

最初はムカついて目を合わせて睨みながらやろうと思ってやってみた。
でもまったくそらさないどころか、ずっと目が合っていてだんだん怖くなってきた。

 


ババアは早くどけということなのだろう。
同じようにスミスマシンが開くのを待っていたのかも知れないけど、ずっとスマホを見てるから気がつかなかったのだろう。


俺が待ってたのに先を越されたって思ってるのだろうか?
遠くのベンチでスマホを見ているやつに順番もなにもないだろう。

 

スクワットを50回やったところで視線に心が萎えてきた。
それと疲れてきた。

もう終わることにして最後に器具を拭く消毒スプレーを取りに行ったら、待てないのかよける前にもうそこに立っている。

待て待て待て。

 

結局混んでいたし、不快だったので残り時間なにもせずに帰ってきた。

「あれ?もう帰るの?」

受付の人に言われたのでちょっと急用がとへらへら妙な言い訳をしてしまった。


心の中で、「あいつ今晩足の小指をテーブルにでもぶつけろ」と強く願いながら帰路についた。


こういう時は自分がぶつけたりするから気をつけないと。

 

 

娘よ逃げるが勝ちなのだよ。

 

 

あの時間帯の暗黙のルールがあるのか。
それとも絶対に次にやりたかったのか?
家に帰ってから時間差でだんだんムカついてきた。

レスラーみたいにでかいやつだったから、筋トレガチ勢なんだろう。
なので怖くて戦う心が折れてしまった。





「なんで譲ったのよおかあさん!くやしい。
わざと20分かけてゆっくりやれば良かったのに。」

娘に言われながら、でもこのご時世イライラしてる人が多いから逃げるが勝ちなんだよと返事をした。




出張で夜中に帰ってきた夫に話すと、やはりそこは譲るべきではなかったし見られても気にしなければいいと言っていた。

 

それか鏡越しからゆーっくり振り返って

何か?

って聞けばいいという。

 

 

 

私にはできない。

 

 

 

 

あとは、鏡越しにもうちょっと気迫を出せるようにしないとだめらしい。
確かに私のスクワットはふにゃふにゃしてる。

ケツも空条ジョリーンみたいにしまってブリンとしてたら後ろに立たれても気にならないからもっと鍛えろということになった。

 

腹がバッキバキで、ケツがブリンブリンで目で殺すくらいの勢いになれたら・・・

あとジョリーンみたいな指から糸を出せるスタンド使いだったら無敵なんだけど。



今日もしょうもないことを考えながら、リベンジのためにジムに行こうと思う。

 

 

                       ココ

 

 

 

 

 

 

 


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