ココからのブログ

昭和生まれの50代ココです。

じょっぱり。素晴らしい映画だった。

戦場では子供の泣き声が聞こえなかった。花も咲かなかった。保健と看護にその生涯をかけた花田キミという女性の生涯を描いた映画の終盤で出てきた台詞。戦争と感染症。繰り返す歴史。 子供の声が聞こえ、普通に町を歩けて、春には花が咲くという当たり前が、…

母の歴史を俯瞰することからはじまる。

なぜいまそのはなし? 人には優しくありたいと、常に心から思っているし、他人には親切でいたくて実行している。 ところが困ったことに、自分の心の中には頑固なもう一人が住んでいて非常に冷酷で、短気な面がある。 それはまるで鬼婆と言った感じで、腹の中…

2月は私にとって新しいスタートの月。

自分の記憶にある限りでは、二月二日はいつも震えるほど寒い。毎年記録をとっていたわけではないのだけど、暖冬だった今年でさえも、やはり誕生日のその日は、例外なく厳しい寒さだった。出勤時間の路面は、リンクのようにテカテカに凍っていた。運転が下手…

憧れの毎日更新と偶々ばかりの生活。

最近。 忙しすぎて家の中がなんとなくこぎたない。 掃除の仕事をしていながら、自分の家がうす汚れている。お客様のお宅に伺ってお掃除するときに、「汚れを見て見ぬふりをしちゃってー」なんて恥ずかしそうに言われるけれど、必ず思う。大丈夫です。我が家…

イトーヨーカドーは私にとってデパートだった。

東北の田舎で育ったので、知らない事、足りない物ばかりだった。 そんな環境だと、何かに出会った時の感動が大きい。 些細なことで豊かな気持ちになれた。 そんな記憶が、今でもくっきりと残っている。 心躍る前夜。 「明日、町さ連れで行くはんで早く寝ろ」…

今を生きるということ。

砂時計の砂があとわずかになった時、慌ててひっくり返し、のこり時間を引き延ばす。 それでも容赦なく、砂は下に落ちていく。 わずかになった砂は、仲間の砂のところに行こうと、速度を増しているように見える。 ひっくりかえして3分追加。 30年以上昔、百貨…

語りたい。50代からの挑戦。

声というのは人それぞれで、素敵な声の持ち主は心底うらやましい。 わりと声フェチなところがあって、若い頃は声が素敵ってだけで、その人を好きになったこともあった。 昔は職場で嫌々ながら連れていかれたスナックで、いかついおじさんがイメージと全然違…