私について

最高。もうおこられない大人の夏。

私について

もう夏バテ気味で夜はビールで麦の栄養を取っている。
固形物があまり食べたくない。

そういえば暑さに弱かった。
夏は好きなのに。

子供のころの夏は大変。



近年稀に見る豪雪だった昨シーズンの冬。
1日だけ30度になって雪を溶かしてくれないかと本気で祈った。
夏は雪がないから歩き回れる。早く夏になれとあの頃は待ち遠しかった。
でもいざ夏になって30度を超えると全てのやる気が消えていく。


考えてみると小さい頃から夏が好きだけど苦手だった。

私は小学校の頃肌が物凄く弱くて、夏はあせもが本当に酷かった。
いつもかきむしっている子供だったので母親は気を揉んだだろう。

風呂上がりには母に竜田揚げの鶏肉くらい、シッカロールの粉を体中にまんべんなくまぶされた。
あきらかに今思うとつけすぎでかえってよくないと思う。
なにをやるにも加減がおかしいのは、私もそうだ。
粉まみれになったあの昭和の頃よく使われていた丸い缶。

シッカロールというベビーパウダーだ。


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膝の裏や、腕がいつもぐちゃぐちゃにただれているようなお肌よわよわな子供。

風呂には綿の布で作ったヨモギの葉っぱを入れた袋が浮かんでいた。
夏はいつも体が痒くて、しょっちゅう風呂のヨモギ汁の中にしばらく浸かっていなさいと言われた。



肌だけでなく暑さにも弱くよく熱を出した。

食欲もなくなり遊びに行けず横になりタオルケットをかけられて横になっていた。
気持ち悪くて全然食べられない。
いま思うときっと熱中症だったのだと思う。





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ズルをするこども時代。

夏は好きなのだが苦手なことが多かった。

小学校の時。
かなり学年が進むまで水に顔をつけられない子供だった。
クラスに何人かいる水が苦手などんくさい子供だ。

4年生のプールの授業のある日。
家に水着を忘れて登校した。
今思うと親が届けてくれても良さそうな気もするが、昭和の親はぜんぜん子供を甘やかさない。

担任の女の先生に家まで取りに行ってこいと怒鳴られた。
本当に鬼のように怖い先生だった。
悪いことをすると一列に並べられ、はじから順に木の三角定規か素手で殴られる。
殴る前は

「歯を食いしばりなさい」と言われた。

今では考えられない。
かなり遠くの家までおびえながら全力疾走で走って帰った。

家に着いて水着のバックを持った。
学校までの帰り道。
今度はゆっくりゆっくり歩いた。

歩きながら考えていた。
考えてみるとそもそも毎日家から30分以上かかって学校に行っているのだ。
それを往復したところで授業に間に合うわけがないではないか。
急いで学校に帰る意味がないのでは・・・

できるだけゆっくりゆっくり歩く・・・



途中。

学校の近くの時計屋さんで時計を見ると、残り時間が10分くらいしかなかった。
いつも時計屋さんを通る時、どの時計の時間が正確なのか分からないので真ん中の時計を見ることにしていた。

しめしめと思いながら学校に着いた。
プールサイドにいる先生の横を通り過ぎる時だけ、さも急いで全力でずっと走ってきたような雰囲気を出した。
私は反射的にそういうことをする小賢しい子供だったのだ。


教室に着いて時計を見ると残り時間が5分もない。

心底嬉しく牛歩作戦大成功だ。

一応水着を取ってくるという義務は果たした。
でも授業終了時刻なのだから仕方ない。
どうせ今更着替えをしたところで、授業は終わるのだ。
教室に座ってみんなが戻って来るのをそのまま待っていた。


しばらくぼーっとしていると、1人の男子が走って来た。
そしてドアの外から大声で言った。

「先生が遅い、はやく着替えて来いって怒ってるよ!」
「呼んで来いって言われたから早く来いって」




走り去る足音を聞きながら、恐怖で震えながら着替えを始めた。
絶望感。
まさかの2時間続けてプールだったのだ。
一人のろのろと歩きプールに向かった。
生ぬるい消毒に腰まで浸かりながら、担任の先生の鬼のような顔を思い浮かべ泣きたい気持ちだった。



一時間遅れでプールに登場した私を一瞥した先生のあの目。


いまだ忘れることが出来ない・…
怖かった。

だんだんたくましくなってきた。





それから約8年後。
高校3年生。



私は少しだけ泳げるようになった。
ただ息つぎだけができなかった。
息つぎの格好をするたびにプールの水を飲む。
プールの授業が終わるといつもぱんぱんにお腹いっぱいだった。



明日から夏休みという日の放課後。
25メートル泳げない女子がプールに集められた。
今日泳げなければ夏休み中に何回か補習でプールに入るために学校に出なければならないのだ。
あまり頭のよろしくない高校だったが、時々妙に厳しい謎ルールがあった。
25メートル泳げないと体育の単位をやらないという訳のわからない宣言があった。
ちなみにそれは女子だけだった。


何とかしてインチキで一瞬足がついてもバレないように泳いで合格しようと必死だった。
いつものズルをして何とかする気満々だ。

でもそんなことで先生をだませるはずもなく次々に周りが頑張って泳ぎ合格していく。

昔から数えきれないほど経験してきた
出来た人から帰っていい地獄


焦りは時にすごい力をくれる。
一人で夏休みに学校に出たくない一心だ。
死ぬかと思いながら、必死で泳ぎついに25メートルプールの端に手が届いた。
足も1回もついていない。

息つぎを一回もせずに・・・
泳ぎ切った。


人間追い詰められると奇跡が起きるものだとあの時は本当に思った。

そしていまだに息つぎはできない。
そんなに泳ぎ方は下手ではないと思う。
でも残念ながら息が続くところまでしか泳げない。


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苦手だらけでも夏は好き。

今の学校の体育はあんなに厳しくないようだ。
苦手なことも本当に楽しそうにやっている。

それでも昭和世代。
そもそも学校にプールがあったのはとっても贅沢だったと思う。

こんなに暑いとプールにでも入りたい。
ダイエットも兼ねて久しぶりにプールに行ってどのくらい泳げるのか泳いでみたい。
コロナが落ち着いたら市民プールにでも行きたいところだ。


今から練習して息つぎが出来るようになるだろうか?

でもおばちゃんは

プールを歩くくらいがちょうどいいかもしれない。
大人は怒られないからなんでも好きに楽しめるのが嬉しい。

夏は苦手。
でも好きだ。

              ココ











コメント

  1. ココココ より:

    ひでぴんさん昔は平和で子供が一人で歩いていても大丈夫だったんですよね。
    平和でそして子供も色々な意味で鍛えられた時代でしたよね^m^

  2. ココココ より:

    きょうさん^m^
    わたしも給食がほんとにきつかったです。
    昼休みに掃除始まって埃が舞ってる中で食ってました😂

  3. ひでぴん より:

    僕も、ザ昭和の子供時代で、
    ココさんのブログ記事であの頃いろいろ思い出しました😅
    ありましたね、忘れ物を家に取りに帰るって。今であれば防犯上問題になっていることでしょうがね…
    逆に考えると今の時代の方が危険がいっぱいなのかな?とも💦

  4. きょう より:

    わたしも暑さが苦手です。わたしたちが過ごした昭和って今じゃ考えられないことだらけでしたね。わたしは給食で嫌いなものが出た時、食べ終わるまでずっとそのままなんてことがありましたよ。中学まで本当に校則が厳しくて、学校が嫌いでした。大学になってやっと一人暮らしが始まって初めて自由を満喫した時のことがつい昨日のことのように思い出されます。

  5. ココココ より:

    まべさん、苦手だらけでも夏が好き
    チョット見栄張っちゃいました。(*´з`)
    灼熱の地獄の暑さはやっぱ苦手です(*’▽’)

  6. ココココ より:

    こはるおとさんこんにちは^m^
    最近の暑さは我慢したり頑張れるレベルじゃないですよね。
    ましてや九州なら体力消耗しちゃうんで我慢しちゃだめですね(^^♪
    3度でも耐えれるってすごい。
    北国は家の中があったかいのでけっこう寒さにも弱いんですよ(*’▽’)

  7. ココココ より:

    頑張って泳げるようになったんですね(^^♪
    私はいまだに勢いだけで泳げてないなー。
    克服したい・・・^m^

  8. ココココ より:

    北海道は夏に行くと最高ですね。
    冬も楽しいし(^^♪
    シッカロールのにおい懐かしい!!!

  9. ココココ より:

    五郎さんもシッカロール世代ですね。
    なんであんなに昔の母ちゃんって粉だらけにするんですかね(^^♪

  10. ココココ より:

    本当に昔の先生は容赦なかったなー(*’▽’)
    おっかなかったですよね

  11. まべ より:

    苦手だらけでも夏が好き
    いつか言える様になりたいものです

    私はどうしても、得意に逃げてしまう弱き者です(꒪˙꒳˙꒪)

  12. 本当に厳しかったんですね…
    一生懸命乗り越えられてきたのだなと思います。

    私は夏が苦手でしょうがないです。
    めちゃくちゃ暑さに弱い上、学校のときから大人になっても、いい思い出がないです…

    プール泳げないし、今はただただ猛暑だし…

    一方冬が好きで、気温3度くらいならそれほど着こまなくても快適に過ごせるくらいには寒さが得意です。
    (九州程度ではありますが)雪降っても真冬の服装しないので「寒くないの?」びっくりされます(笑)

    季節ごとにも、色々思い出がありますよね。
    冬が待ち遠しいですが、記事を拝見して夏は夏で楽しんでおこうと思いました…

  13. AKAZUKIN より:

    シッカロール、私も子供の頃、使ってました。
    年の離れた妹にもお風呂上がりにパフパフしてた記憶があります。
    私も小学校の高学年ぐらいまでプールがすごく苦手だったなぁー。
    苦手なくせに、夏休みのプールに気まぐれで参加して、丁寧に教えてもらったら
    少し泳げるようになって苦手を克服できました。

  14. 鳥天 より:

    北海道はそこまで暑くないから、夏バテとか食欲ないとか経験したことがないんだよなぁ。
    あせもも大した出ないのにシッカロールの匂いが好きで、自らまみれたわ!(*´艸`)
    セクハラだと言われるかもだけれど、女の先生は大体ヒステリックだった!

  15. スティンガー五郎 より:

    シッカロールのお世話になってました。
    脇と言わず、肘の内側、膝の内側、股間にまで・・・・・。
    「俺、これから煮えたぎった油の中に入れられんじゃねぇのか?」ってくらいに粉まみれになってしまったのを覚えてます。

    顔にもぶちまけられ、さながら「呪怨」に出てくる子役のような顔になってましたね。

    夏の思い出です。

  16. たまぞう より:

    一生懸命さが伝わってきましたー!
     あの頃は厳しい先生多かったよね;
     今じゃ考えられないわ;