50代。紙切れ1枚で一気に和解という浅はかな夢をみる。

許す心

自分ほど宝くじが当たったら有益に使える人はいない。
たぶん宝くじを買うほとんどの人間が考えるであろう。

今まで年末に何度か夢を買った事があった。
当選発表までの間、当選した時の使い道を本気で具体的に考えた。


まずは自分と夫の親両方にある程度まとまったお金を現金であげよう。
部屋に敷くなり布団の代わりに掛けて寝るなりお好きなように楽しんで欲しい。


よし老後問題解決。やったぁ。


そして自分の子供達の未来の為に残そう。
それはほんのちょっとでいい。
お金は身を滅ぼしかねない。
君らは自分の足で立ちなさい。
内緒にしたほうがいいのかも。
お口がすべらぬよう 気をつけないと。

あ、絶対に寄付もします。
これは約束します。

自分達夫婦は…
仕事は決して辞めずに、贅沢はせず
ちょっぴりだけ美味しいものを大人買いしよう。
こじんまりした古民家にでも住んで、たまに旅行ぐらいはして…
そのくらいでいいです。謙虚に生きます。本当かな?



親の老後を心配せずに。
大金を渡したら
スッカリ忘れるくらい自由に生きて…
自分達の為に生きるぞ。


この辺まで考えて
自分の考えに心から感動して泣きそうになる。親孝行だわ。


神様、私に宝くじを当ててくれたらたいていの事が解決するんです。
どうかお願いします。


心の中の神にちょっと媚びを売ってみたりする。
当ててくれたらまじ神!


宝くじが当たったら、昔夜逃げした家を買い戻し父を許して、30年振りの和解をして母と老後を過ごしたり…孫連れてって…
普通の人みたいな事をしてみたいかも。
そうなったら人生大逆転だな。


そんな事を一瞬だけ考える。

無理かな。
待て待て。

これ本当に親孝行なのか?


世の中は結局お金なのかな。
お金じゃないと言い切るほど私の心は綺麗ではない。

だけど親達の望んでいるのは、本当にそこなんだろうか。
今更の大きな変化ではないのかも。
それを望んでいるのは多分自分がほっとしたいだけ。

50代。
親との関係に悩む人は自分の周りにも多い。無邪気に親と行き来しているいい関係のほうが珍しいようにも思える。

私からしてみるとうらやましいと思うような、実家があったり親が裕福だったり、傍からみると素晴らしい人格の親であってもだ。

お互い気にかけながらも、会うと仲良くできないという話もよく聞く。


親世代だってそれなりに頑張ったんだろう。今とは時代も考え方も違うから、乱暴な押し付けの多い親が多かったのだろう。もちろんそうじゃない親もいるけど。お金があろうがなかろうが、良くも悪くもみんな一生懸命な子育てだったのだろう。
なのに報われず疎まれ、最終的に毒親なんて呼ばれてるのだ。

血縁だからこそ期待をしすぎて
思いどうりにならないことに失望し
愛と憎しみの間で苦しむのだろう。


これはお金持ちになった瞬間に解決するような簡単な事ではないのかもしれない。

嫌な事を忘れて楽しく会話できればお金なんてなくても幸せだろうな。こまめに電話をしたり訪ねるだけでよくて豪邸も札束もいらないのかな。


遠い目になる。



分かってはいるんです。
でも神!
頼む!


当選したら一瞬で嫌な事全部忘れます。

50代でもまだこんな事を考える。


しょーもないことをぐるぐる考える親としての自分。子としての自分。お金。自立。理想。





ココ



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